|
14歳以下国別対抗戦 ワールドジュニア世界大会 report
by JET 田中
昨日8月4日、ワールドジュニアの会場であるプロステジョブのホテルに到着して、山形さん+一緒にきたジュニア、カナに出会う。
試合前日の今日は写真は適当に撮って、選手を見ようと思ってたけど、たまたま日本代表チームが15時間バスの旅でお疲れなので午前中の練習をキャンセル。右近さんがそのコートを使っていいとのことで、カナと僕と山形さんが愉快な練習。その後も3時から5時まで、別のコートを予約してカナはとにかくテニステニス。山形さんの体調が優れないとのことで、カナの練習に僕が2時間以上も付き合う。昨日の夜、日本代表と打てるかもよ?っという話をしていて、自分達の練習を追えてから日本チームの練習を見に行くと、なんと右近さんが気をきかせてくれ、カナが日本代表チームと一緒に打てることに。いい経験してるね!でもって、ドローミーティングにもちゃっかり参加、ご飯を食べていた。日本はフランス、セルビア、ブラジルと同組に。
見た感じフランスはかなり強く、ヨーロッパチャンピオンにもなっているそうなので、この対戦が今大会の明暗を分けることになりそう。
明日日本はブラジルと対戦。いよいよ本戦が始まります。
写真はテニスしてるのが牟田口さん、それから中国の選手を捕まえて背が高〜い!といってるのが大前さんと小和瀬さん。手もとどいてないよ(笑)
|
いよいよ本戦初日。朝、恒例の開会式。長い話にみんなあくびはいつもの通り・・・で、いつもコートにパラシュートで人が降りてくるイベントがあるのだが、上空の風が強く、一人の人が失敗、違うコートに降りてしまうハプニングがあってびっくりしたが怪我人はなし。
さて日本対ブラジル。開幕戦、シングルス2大前さんは最初緊張気味でデュースを繰り返すも、そこから粘りと攻撃性を併せ持ったストロークでがんがん攻めて、一気に6−0、6−0、あっというまの完封勝利。牟田口さんの試合はファイナルセット途中から見たのだが、攻めのテニスでしっかり取って2勝目を上げ、日本チームの初勝利を決めた。しかし本人はセカンドでしめなきゃいけなかったと反省仕切りの様子だった。ダブルスはこの二人で戦ってストレート勝ち。
明日はセルビアとの対決。今日セルビアはフランスに完敗していたけど、結構良いテニスをしているそうで、油断は禁物。勝って明日フランスとグループ首位をかけて戦いたいところだ。
僕は今回、各国のシングルス1と2、つまり72人の写真を全て撮るので、いいのを1枚撮っては移動という感じ。なかなかずっと選手を見ることが出来ないのだが、軽く見た感じは男子はアメリカ。女子はフランスとアメリカが頭ひとつ抜けている感じだろうか?
撮影に余裕が出来ていい選手を見つけられたらまたお知らせしたい。
そしてカナは今日も日本チームと普通に練習!4人で練習した後、小和瀬さんがブラジルの選手ととポイント練習に入ったため、今度はなんと右近監督とラリー!この子はこのチェコ、プロスチェヨフが初めての海外だそうだが、特に日本で目だった成績を上げているわけでもないこの子が世界レベルのジュニアを見れて、日本代表と練習し、そのほかもヨーロッパの歴史や文化を肌で感じ、なれない英語を使ってお店でジュースを注文したり、テスコに行って買い物したり、コートを予約したり・・・・ものすごくいい経験をしていると思う。
とりあえずみんな元気でやってます。チームの雰囲気も明るくて、ものすごくいい感じ。カナも含めて、明日も楽しみ。濱浦さんも合流し、面白くなりそう! |
2日目、日本はセルビアと対戦。大前さんは大きな声を出しながらとにかく気合で打ちまくる子にファイナルで惜敗。牟田口さんの試合は見れなかったのだが、相手の方がガッチリとボールを返し続ける形でミスが出てしまって敗けてしまったそう。
ダブルスはもう相手が勝ったことからやる気がなく、ずっと笑いながらプレー。つられて笑うシーンもあったけど(笑)、しっかり勝って1−2。
明日のフランス戦に勝った場合、3チームが2勝1敗で並ぶことになり、その場合は勝敗数、次に失セット、ゲーム数で順位が決まるから、このダブルスの勝利は意味がある。
失ゲーム数の関係から1〜4位決定戦に進むためには3−0で勝つしかないが、フランスのナンバー1はヨーロッパ選手権のシングルスチャンピオン(チーム自体もヨーロッパ予選のチャンピオン)、2も今日大前さんに勝った相手に6−06−0で勝っている。かなり強いので相当タフな試合になるだろうけども、何とかくらいついてほしい。
今日は全体的に撮ったのだが、これは!という選手は見当たらず・・・・というか試合を見れず・・じっくり撮って、じっくり見たいんだけれども時間に押されて見ている暇がない。
とりあえず男子アメリカはそこまで強くなかったことが判明。オーストラリアは結構強いかな、という感じがあった。女子はやはりフランスがぶっちぎりに強い。もっとも優勝に近い存在だろう。
試合後は恒例の地ビールのお店で盛り上がってやはり楽しかった。濱浦さんは明日、カナと山形さんは明後日帰ってしまうので、ちょっと寂しいけれども・・・
ではまた明日。 |
フランス戦、日本はなんと山形さんが買ってカナがプレゼントした闘魂の鉢巻を大前さんが、必勝を牟田口さんがそれぞれ頭に巻いてプレー。
大前さんの相手は、昨日負けているセルビアの選手に60、62で勝っている強豪だったけれども、相手の強烈なフォアを気合で拾いまくり、相手は押される形でミスが増える。拾うだけでなく攻めるところはしっかり攻める、メリハリが利いている素晴らしいテニス。今大会最高のプレーを見せた大前さんが番狂わせ、6−2、6−3でストレート勝ち。牟田口さんはヨーロッパ選手権シングルスチャンピオン、ムラデノビッチに挑む。ファーストセットは相手の調子が出ず、また牟田口さんもよく拾って3−1とリードするも、そこからじわじわとややスローペースのラリーを展開してきたムラデノビッチに逆転され、5−7。前日までは強烈なサーブ、レシーブから全てをハードヒットしてそれが全て入るという状況だったけど、今回はあまり入らないと見るや常にハードヒットすることをやめて、ループ気味のボールを混ぜながら通常のショットと強打、ドロップショットを組み合わせてラリーを展開。特に牟田口さんのバックの高いところに集めてミスを誘うシーンが目だった。ラリーの中でだんだん押し込まれて、少し無理してミスが増えていき、セカンドは2−6、残念ながら敗戦
これでダブルスに勝敗がかかったが、フランスから2−0の時に相手の3の子が腹筋を痛めてしまい、1ゲームプレイしたところでリタイア、2ー1でヨーロッパチャンピオンチームに勝利した。
これでグループの4カ国のなかでフランス、日本、セルビアが2勝1敗で並ぶ形になったが、フランスが落とした試合数は2、日本は3、セルビアは4ということで日本はグループ2位。明日から5位〜8位決定戦に臨む。
試合後、明日の朝帰るカナと山形さん、それに僕と日本チーム、一緒にお食事。カナは全く違和感なく選手の席に座り、完全に溶け込んでいた。みんなと楽しく話して、写真を見て笑い、選手3人と写真を撮って完璧な夕食だった。
明日からホテルには僕一人、少し寂しいけれどもあと3日、がんばってきます。明日は恒例のバーベキューパーティー! |
訂正
08月08日のレポートでフランスの2が今日大前さんに勝った相手に6060で勝っている
とありますが、6062の間違えでした。訂正してお詫び致します。
今日はセミファイナル優先で日本対イギリスのシングルスは見れなかったけど、2勝したためダブルスは小和瀬さん初出場、ファイナルセットの接戦をものにしてめでたく勝利。他決勝進出は男子オーストラリアとチェコ、女子はフランスとアメリカに決定。
男子、チェコのナンバーワンがなかなかいいテニスをしていた。オーストラリアのナンバーワンも強いので、明後日の決勝はかなり楽しみだ。
女子、フランスのナンバーワン、ムラデノビッチは不調ながらもうまくまとめて勝つという感じ。牟田口さんとやった時もそうだったけど、ファーストサーブが入らず、ストロークもエラーが多くリードされるシーンも多いが、すぐに追いついてセット終盤大事なところをしっかりものにしてしまう。少し危なっかしい気もするのだが現在セットダウンなしの全勝。ハードヒットしたときの迫力は他の選手にないものがあるし、スライスもうまいし、ポイントを取るための作戦にうまさが見える。もっとも大事なところは決して逃さない。やはり今大会ナンバーワンの注目選手と言えるだろう。
試合後、バーベキューパーティー。これも初回から参加しているから、もう5回目である。でも何回見ても花火は素晴らしいし、ボーラーと遊ぶのは楽しいし(笑)、ジュニア達が遊ぶ姿はほほえましいものだ。こういう催しが、日本にはないことなのかもしれないと思う。
明日日本はこの長期遠征最後の試合、チェコ戦を迎える。1番コートなので、上から見下ろす形の撮影が可能なので、自分としても色々楽しみ。
では、また明日。 |
日本チーム、今日は開催国チェコに挑む。
シングルス2、大前さんはファーストセット5−4、6−5で自分のサーブという場面を迎えるもいずれも落としてしまい、タイブレークで取られる。セカンドは一気に突き放して6−2と取るも、ファイナルに入って2−2から非常に長いデュースを落としてしまい2−3、2−4と離される。必死にボールに喰らいついて4−4にするも残念ながら4−6で敗戦。
牟田口さんは相手の強烈なサーブとストローク、うまいドロップショットに揺さぶられ、エラーが増えてしまう。ウィナーも何本かはあるのだが、数本ストロークを打った後でエラーをしてしまうというのが多く、流れを変えられず、ストレート負けしてしまった。
ダブルスは牟田口さんと小和瀬さん。チェコの選手が先にしかけ、後手に回ってしまう展開でストレート負け。これで日本の6位が確定、彼女達の長かったヨーロッパ遠征の最後の試合が終わった。
試合後カロリーナ達と日本代表チームとでテニスをすることになったのだが、ダブルスが終了した直後に雨が降り出して中止に。カロリーナは相当うまいので、楽しみにしていたのだが残念。ボーラーの友達ドミニカ曰く、2年後、カロリーナが14歳の時にはこのトーナメントでプレーするかもしれないくらいのところにいるという。もしそうなったら、本当にすごいなあ。
試合後はプレーヤーズラウンジでドーピングやメーカー契約の仕方などのビデオを鑑賞。僕は見なかったのだが、イリ・ノバクが来てスピーチしてくれたそう。その後、ご飯を食べつつ選手、監督にインタビューするもテニスの話をしている途中にあちこちに脱線して、結局2時間くらいかかってしまった。だけど、選手の素の言葉を聴けた、とても貴重なインタビューになったと思う。
明日は決勝戦。日本チームは午前中センター街に行き、午後はテスコでショッピングするそうな。では、最後のレポートをお楽しみに。 |
いよいよワールドジュニアも最終日。女子決勝はフランス対アメリカ。フランスの2は得意のフォアを打ちまくるもちょっと淡白。大前さんとやった時もそうだったけど、この子はつながれるとと無理してミスする傾向がある。アメリカの子はそれを十分考えてしっかりと時間を作るボールを入れつつつ機を見て攻めるクレバーなテニスで先勝。
シングルス1はフランス、ムラデノビッチ登場。最初は双方ミスのオンパレードだったが途中からムラデノビッチの強打がやや入るようになる。とにかく、ポイントのほとんどを自分の攻めで展開していく。今日はつなぎを少なくして、より攻撃的なショットを選択したようだ。走らされても打つのでミスは多いけど、ラリーが続かないので相手がペースをつかめない感じ。
アメリカは途中からパワーに押されてすぐにエラーを犯してしまうようになり、打つ手なしという感じでムラデノビッチがストレート勝ち。彼女は結局1セットも失わなかった。スライスやムーンボールを使うこともあるけど、それもほんの少しであまりディフェンスがないというか、攻められる前に自分から攻めてエースかミス、というパターンが多いので、もうちょっとしっかり彼女の強打に対して打ち合える子とやるところを見たかった。
ダブルスはここまで差があるの?っというくらい一方的な展開でアメリカリード、6−4、4−1。フランスはシングルス2人、アメリカは見事に2人が噛み合っている。しかしここでムラデノビッチがインジュリータイム。僕には戦略的なものにしか感じられなかった。再開後、あれ?っトいう感じでミスが増えたアメリカ。最初は笑っていたものの流れは一気にフランスに傾き、セカンドセットを逆転で落としてしまう。あまり作戦としてのインジュリータイムは好きじゃないので、このセットの途中から僕の心はアメリカに優勝してほしい気持ちで一杯に(笑)。
ファイナルセット、ブレーク合戦もありながらアメリカが一歩リード。ムラデノビッチはやはり強いのだが、2の子をうまく攻めたり、大事なポイントでストレートに強烈に弾むトップスピンロブを効果的に使ったりして、優位に試合を進め、そのまま押し切った。自分でも納得の写真が撮れて大満足。しかしフランスが勝ったら、上気した理由できっと心ない写真になってしまったことだろうことを思うと、どちらかを応援しつつ写真を撮るのはあまりよくないと思った。
それはさておき男子はオーストラリアとチェコの決勝。オーストラリアの2はオフェンシブなタイプで、強烈なサーブから攻めのストロークを展開しネットプレーにつなげていく。チェコはどうもいまいちな感じ・・・・ぱっとしない微妙なテニス。ファイナルまで行ってオーストラリア勝ち。
ナンバーワン対決、チェコはなかなかいいストロークを打っていたけれども、オーストラリアはさらにその上を行く。フォアのスイングは非常に早く、攻撃的。ディフェンスもしっかりしているのでなかなか隙が見あたらない。競る展開になるもラリーを多く制したオーストラリアがストレート勝ち、優勝決定。
表彰式を取り終えてから今日オフの日本の皆さんにジャージの上を着てもらって集まってもらい、集合写真を撮影。その後プレーヤーズラウンジで最後のパーティー。日本がベストユニフォーム賞に選ばれる。これは山形さんのハチマキ効果に違いない!その後みんなと楽しく話して最終日終了。
毎年毎年、本当に最高の経験をさせていただいているワールドジュニア。これも日本の選手が予選を突破してくれたからこそ。皆さんお世話になりました。来年も必ず行きます。
最後のレポートでした。
写真&文章 田中康志 http://jet-tanaka.lix.jp
|
|