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2001年08月24日
report 4 2001宮崎all japan junior chanpion ship



「 南国の〜 雨宿りも楽し、全日本ジュニア 」と一句詠んでみたけど、皆の試合ほどさえることはないね。
東京大阪を行ったり来たりしていた全日本ジュニアは今年宮崎開催。通り雨には泣かされたけど、ごく少数の海外留学組、WTAポイント狙い組を除いた下は10歳から18歳の日本トップジュニアが勢ぞろい。
皆、地元で有名な「地鶏」は食べたかな?・・・、コーチ陣が焼酎飲み過ぎなのはいつものことだけどね。
さて、試合の方は相変わらず大盛り上がり。
試合数も多く、年齢もバラバラなので大ざっぱなコメントはやめとくけど、今この時も皆が悩む色んなことを書いてみようと思う。
どうしてかって言うと、テニスの世界で頑張ろうと思う子供達には同じような悩みがあり、そのほとんどは「強くなりたい」という漠然とした願いによってのものだし、「お金がなくてテニスが続けられない」、「ボールやラケットが手にはいらない」、「紛争でスポーツどころではない」、「徴兵でテニスを止めなくちゃいけない」・・・だとかいう悩みがある世界の子供達に比べれば解決する糸口はつかみやすいかも知れないから。
ハッキリいって、君たちの望みが「全日本で活躍して、一流大学に入って、一流企業に入って、幸せな家庭を持つこと」なら、それは本当に素晴らしいと思う。心から応援するよ。
そしてそれはこの大会に上位進出し続ければそれは叶うだろう。ま、練習環境の善し悪しや本人の意志の強さにもよるけど、「優勝はこの中から必ず一人優勝できる。」し、「ベスト4は、日本の子供の中から必ず4人選ばれる。」よね。つまり努力して地元の・・・ちゃんや、全国区の・・・君に勝っていけばすぐにでも望みは叶うってわけだ。もちろんそんなに簡単じゃないけどね。
でも、もしも君たちの願いが「世界的選手、つまりはグランドスラムに出場したい」なんていうものなら、これはとんでもなく大変だよ。
なぜかって?・・・、じゃ、誰に勝てばそうなれる?。どの大会に勝てば夢に近付ける?。
もしも日本がチェコやスペインの様にズ〜っと長い間テニスの強い国なら、「国内ジュニア大会で入賞すること=グランドスラム出場できる可能性が高い」という公式が出来上がる。
でも残念ながら日本はそうではない。今のところね。
つまり、世界を目指す皆は、見えない相手を想像して毎日練習し、たとえこの大会に優勝しても安心はできない、ということだし、しかも今の世界トップジュニア選手は学校に行かずに世界中の試合を回り、少人数で毎日5時間の練習をこなしているという事実を知るべきで、それを乗り越える「力」、「根性」、「天性」がない限り、望みは叶う可能性は少ないことも知るべきだよね。
勿論ウインブルドンだって世界中から128人出場できるけど、世界中で頑張る選手の中の128人に選ばれるには、それだけの実力と運が必要だよ。
「きびし〜い」とか「辛口松島」とか言う人は言ってね。
でもさあ、本当のことを言うのが悪いことなら、無責任に「世界を目指せ!」なんて言ってる人たちは「良い人」なのかね?。
世界を目指すみんな!。騙されちゃいけない。「世界」は正直とっても遠い。
そしてそれを知った上で最初の一歩を踏み出さなければ永遠にたどり着けない。
日本ジュニアの中には、すでに「全日本ジュニア」を無視して世界挑戦している同級生がいることはさっき書いたけど、日本テニス界に世界へ通じる公式はないんだ。
さあガンバろう!。道がなければ道は作れば良い。
君たちはとても大切なものを持っているはずだ。
ヴィトンの財布なんかじゃないよ。「若さ」、「勇気」だ。
それを武器に一歩踏み出してほしいと思う。
問題は「遠い遠い」と言われる世界との距離。
その距離をはかるためにこの「テニスストーリー」はあるんだから。 8/24 2001

