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2001年08月05日
report 3 19 全国小学生大会



「君たちの夢はどこにあるのか・・・」という文章をテニス専門誌に書いたことがある。
ポイントになれば永遠と続くロブ、汚いジャッジ、意味のない守備的な両方両手打ち、今の勝利のみを考えるせこい勝ち方・・・、それが「全小」、つまり今大会の象徴である時もあったのだ。
ところがどうでしょう。
あの文章を書いてから6年の月日が経ち、日本の小学生は生まれ変わった。
勿論徐々に変わってきた、というのが正しい表現であろうが、誰にでも解りやすい例として、全盛期?、「男女ともベスト4全員両方両手打ち」という世界テニスの流れを見れば異常な時代から、今回たった「1人」の時代に移り変わり、打球技術的な問題も世界12歳以下のレベルに近付こうとしている、つまり「方向性」としては間違っていないテニスを展開する子供達が多くなってきているという嬉しい限りの現実がやってきたのである。
これは日本テニスを支える各地域ジュニア指導者の方々の意識の勝利であり、それを訴え続けてきた私にとってはメディアという媒体を使ってできる最大限の仕事が出来たことを嬉しく思う。
しかし、「世界標準に近付いてきた」とはいえ、皆はようやくスタートラインについた所であり、正直な所、「精神」、「体力」、「技術」すべてに関して世界トップレベルの12歳とは勝負できる日本小学生は今はいない。
そして、世界の子供らはこれから、つまり中学生になろうとする時期から、日本では考えられないほどの環境で勝負に出る。
勿論「お受験」なんて言葉は世界を目指すジュニアにないし、学校すら行かず、5、6時間の練習で一年中世界を転戦し、ポイントを稼ぐ13歳なんて今では珍しくもなく、アジア選手でさえ多数存在する時代になってきた。
今は10年前、いや5年前のジュニアとも違う。テニスプロとして意識を持ちはじめる年齢がヨーロッパ、南米を中心に下がり始め、最初に書いたような「せこい」テニスを展開してきた日本テニスとの差を広げようとし、実際にITFジュニアランキングでこれが証明されているのである。
さあ世界を目指す小学生諸君!、どうしましょう?。早々とあきらめる?・・・。
テニス協会のメールマガジンにも書いたが、小学生というのは年齢的に世界に一番遠いようで、可能性としては一番近い所にいることを忘れてはいけない。
うかうかしていれば年齢を重ねるだけ可能性は少なくなっていく。
「世界を目指して・・・」、最近、世界レベルの分からない大会主催関係者、あるいは高体連!?の方々からも式辞等でこういう言葉を聞くが、こういった全くの無責任発言を信用してはいけない。
信じるべきは自身のみであり、自分のテニスに賭ける心である。
そして、「全国選抜 柏大会」の文にあるよう、世界、その競技レベルを知る「パートナー」を探し当て、夢を夢にせぬよう日々を生きてほしい。
「バルセロナよ 燃えているか」という文章を昔書いたが、今、その言葉を日本ジュニアにも言える程のレベルにきたかも知れない。 「 日本ジュニアよ 燃えているか 神の手を振りほどくほどに 燃えているのか ・・・・ 」
8/5 2001
