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2008年02月05日
支点作用点
2m くらいのでっかい身体、なが〜い手足ながら豪打せず、リーチを使って柔軟に柔軟に綺麗なテニスをするチリッチ君。中々強くなったねえ。彼も大阪スーパージュニア出身ね。
しかし笑えるのは最近のテニス雑誌で取り上げるサーブのお手本。読者に対する技術解説が売りでそれを前面に出し、頑張っているんでしょうけど、そんなデッカい世界の選手の打球技術を日本人に解説して一体どうするんでしょうねえ。多分このチリッチ君も170cmなら鈴木貴男選手と変わらない実力でしょ。多分。フェデラーが170cmなら多分20位。逆にオリビエが200cmなら当然1位!... と、いい加減な予想は面白いですが、現実的にテコの原理で考えれば、支点と作用点がこれだけ離れていることで物理的にもラケットスピードは「距離の差の自乗」(『嘘』です。生沼先生よろしく)。そして腕だけ考えても肩、肘、手首の3カ所でこの原理が適応され、しかもご覧のようにムチのように自然にプロネーションしているわけなのでそりゃあそりゃあ最終的なラケットヘッドスピードはえらいことになっている(最終表現はええかげん)ということでしょうね。
そして気をつけてほしいのは、杉山愛ちゃんのサーブの時にも書きましたがこのプロネーションなどは「自然に」起こるように指導、練習すること。この腕の形だけを真似ても無意味です。
いつかねえ、かのドイツのお偉方さんが来てオープンスタンスを指導したとき(何を今更)、日本のクラシック型指導者の皆さんは初めてこれを取り入れ、何でもかんでも... どんな球でもじっくり待ってオープンで打たせようとしていて笑ってしまいましたが、このプロネーションにしろオープンスタンスにしろ「自然に出てくる」理に合った動作として身に付けるもの。
例えば、サーブの練習ってもしかして、「入れる」とか、「ダブルフォルトしない」とかの練習ばかりしてませんか?。「ラケットスピードを上げる練習」、つまり、入らなくてよい練習もしなくちゃあサーブのスピードが上がりませんし、ものすごい伸びるストロークを打つ相手と練習していれば中々踏み込めず、自然にオープンで打つことが多くなるのは必定。ま、こんな相手がいなければ考えなくちゃあいけないけどね。
今日は珍しくテニスコーチのような文でしたが、続きはキッズテニスカップ9の勉強会でね。
10:17 | コメント (2)