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2007年10月06日

前に...

意外と話すと普通の青年の国枝君。

健常者から見れば彼らは仏様のように見えるでしょうが、彼らは今自分が出来ることを一生懸命にやっているだけだと思いますよ。多分。
僕も実は一時期歩けない状態でしたが、自分のやれることがシンプルなことで明確になり、まあそれを一生懸命やっていることが「普通」の方々には珍しく、そして「感動する...」と言われたことを覚えています。自分としては必死で前に進んでいるだけなんですけどね。
やはりあまりに「普通」で恵まれすぎても選択肢が増えすぎて何をどうやったらいいのか分からなくなる贅沢な悩みもあるんでしょうねえ。
彼の業績、そしてテニスは本当に素晴らしいと思います。
しかし目に見えることだけでなく、彼らのシンプルだからこそ力強い生き方を多くの方々、子供たちに学んでほしいですね。
さて昨日書き忘れ。錦織君のサーブについて。これ、本当に良く聞かれます。
しかしねえ、彼はサーブを改良すべきだ... なんて誰でも分かっているし、その前に彼がどんな経緯であのサーブになったかを知らないで現在の技術論ばかり言うのは、その時々のスターばっかり追いかける日本のテニス雑誌、TV解説のレベル。
うちの movie よりも更に前の映像がありますが、... そうね、キッズテニスカップ5のシンポジウムの時に見せましたね。それを見れば分かる通り、その当時は... それはそれはかなりのフォーム。多分産まれ持った神経経路の問題でしょうか、スムーズに振れない感じでしたね。
そう、そうなんですよ。僕から言えば、今の彼のサーブ、本当に良くなったと思います。あのサーブからここまで打てるようになったんですからね。本人、コーチもよく頑張ったんじゃあないかな。
人間自分の欠点を誰もが持っていて、それを無理に長所に変えることは出来ません。僕の時代の通信簿で言えば「1」を「5」に変えることは出来ないのです。... しかし頑張れば「3」、あるいは「4」に変えることは出来るかもしれない。
しかし、そこで自分の欠点を補うとばかりするのは日本の旧体制指導。短所は短所。しっかり自覚して、そして自分の長所、「4」を「5」に... 、いやいや「6」、「7」にすることが本当の育成であり、日本の受験勉強政策では得られないもんものの選手、社会人を作る方法でしょう。
確かに国枝君は立つことが出来ません。
しかし、その何倍もの素晴らしい武器を持ち、人生を生き抜いていっています。
自分の悪いところは何ですか?... と聞くと、子供でも大人でも多くの方が即座に答えられるのに、「良いところは...」と聞かれると、まあ日本人特有の慎み深さ、ならよしとして、しかし実際言葉に出てこないことも多いでしょう。
自分ならではの武器を持ち、前へ... 前へ...
進む道は色々でしょうが、国枝君も錦織君も、そして皆さんも頑張ってくださいね。... tyotto majime sugi na kannji ...

投稿者 wm : 2007年10月06日 23:37

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