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2007年08月01日

たかが

昨日の続き... 全小考。

ま、ひいき目に見てしまう感も多々あるかもしれませんが、今回の全小は例年に比べてかなりレベルが高かった感じですね。「何のレベル?...」かというと、単にポイントを取る技術の... という意味ではなく、テニスに対する各個人の観念... とでも言いましょうか...。
協会のお偉方さんは表彰で確かにこのような印象を受けたらしく(これが分からないならどうしようもない)、「一歩も引かず、攻撃的であった!」と、ちょっとチンプンカンプンな(下がらなきゃあ守れないよ)コメントで褒めておられましたが、確かに今回のような戦いを説明するのは難しい。
しかし、ちょうどカナミ、チエの二人の存在で分かりやすく説明できることもありますね。
まず、僕の知る全小を含めた「日本一決定戦」は、「日本一」というあまりに重い(本人、関係者にとっては)タイトルを取る為に、必死で「今、目の前の相手に勝つ」事に徹し、プレッシャーもあり、当然レベルが下がって凡戦になることも多々。親もコーチも力が入り過ぎちゃって家族全員がガチガチ... なんてこともよくありましたねえ。
じゃあカナミ、チエ。彼女らはどう考えてプレー... あるいは何も考えずプレーしたのでしょうか?。
まず、彼女達は多くの遠征から同年代ながら自分よりもはるか強い選手がうじゃうじゃ世界中にいることを知っています。
そしてその世界中の選手は強さだけではなく、素晴らしく内容の濃い、まるでプロと同じようなプレーをすることを知っています。
... まあねえ。「知っています。」というか、実際何回もボコボコにされてますからね。たとえ言葉に出さなくても頭で考えなくても、体と脳が覚えていますよ。
そして、その世界中の大勢の強敵を倒さなければプロなどになることはできないことも感じています。
最後に。この全小に優勝する... あるいは負ける... ことが自分の目標とはあまり関係無いことも知っているはずです。
つまり、この「たかが」全小ですから、こういった伸び伸びとしたプレーができたんじゃあなかろうか... というのが僕の考えで、まあ今回男子も良いプレーをする選手が多かったですが、こちらの方も情報過多の時代ですからそういう流れになってきたのかもしれませんね。
彼女らは「良いテニス」、つまりは世界レベルへ近づく為のキーを少しずつですが集め始めたところでもあります。
勿論まだまだ遠い道のりですが、その道はインターハイに続いているものではなく、間違いなくウインブルドンの方向に続いてるということでしょうね。

23:34