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2006年06月05日

ハイシープ

tour 8 参加の皆さんにはメールを出しましたが、パスポートのコピーを送っていただいてない方はお知らせした番号までよろしく御願いしますね。
とりあえず tour 8 は締め切り。もう飛行機チケットがありませんよ。

今日は昨日の福岡フューチャーズ決勝からテニスの技術の話を(たまには)。
ミーシャ・ズベレフ君は確かに大きい。190cm を超えていますし、日本人と違って手足も長いので身長差よりさらにテニスには有利と言えるでしょう。
しかしねえ、ストローク戦になった時、キーはバックのスライスでした。
最初の1ポイント目。そしてセカンドセット、2−4から挽回の重要なポイントでスライスのパスエース。彼の身体だけを見た人は分からないでしょうが、本当に諸外国の選手はこのようなテクニックを全員が身に付けており、このようなハードコートでもドロップショット、ロブを多用するところも彼の特徴ですかね。
そして驚くべきはそのデリケートなテクニックを産み出すストリング...。なんと安価の切れにくい太いポリエステルであんな滑るスライスを打っているんですね。
これは実は特別な理由でこのガットを使っているわけではなく、単に「このランキングで贅沢をさせる必要は無い。」という周りのスタッフの考え方。
日本選手はみんな良い音出してナチュラル張って毎試合ごとに張り替えて試合に臨みますが、まあこれが世界基準だと勘違いしないように。
確かに良いストリングスを使えば彼のテニスはもっと良くなり、もう少し技術レベルも上がるでしょう。しかし、良い道具を使わなければこの場で勝てないのなら、その選手の未来は無い。多少劣った用具でも勝つべきものがこのような修行の為の試合ではないのでしょうかね。共感です。
もう25年前くらいの話ですが、僕のいたクラブでプロの大きな試合があり、片方の日本プロは「張り」に納得いかず、10本以上のラケットを切れてもいないのにナチュラルでバンバン張り替え、もう片方はオーストラリから来た選手。彼は当時の最安値ガット「ハイシープ」の切れそうな所を「継バリしてくれ...」とストリンガーのおっさんに頼み込み...。ラケットはもちろんヨネックスのアルミ変形済み。
文句ばかり言う日本人より相手方を応援したのはこの事実を知るスタッフ。とうぜんハイシープ(継ぎ張り)の勝ちでございました。
よくここにも書きますが、テニス選手を目指すのなら、良い道具にお金をかけるのも結構でしょう。しかし、その良い道具を与えることで「強くなる」と勘違いすることは間違いです。
保護者の方もメーカーさんもよくよく考えてほしいですね。... 続く...

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