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2004年02月16日
coach
今日は「突き放す」シリーズ、コーチ編。コーチの皆さんちょっと読んで下さいね。
無論コーチもそうですね。しかし、何日か前に書いたように、指導者というものは全員と言って良い程素晴らしい才能を手放すことが惜しく、できるだけ自分の手の平の中で転がしたい...と思うのが共通の心情でしょう。僕のその心は良く分かります。
しかし、その選手には次のステップへ行く才能があるのに...、貴方にはその知識、才能に乏しいのに...、あるいは仕事があり、同じ現場に行ってやれないのに...、自分の欲望の為に他のコーチを悪く言ったり、「話してはいけない」と言ったり、遠征に行くのを止めさせたりして、選手の成長をじゃましていませんか?。
僕の知る限り、特に地方においてこのような指導者の方々は多数いらっしゃいます。
確かに、これも以前書いたようにとんでもない「元有名」指導者のいい加減な話をけなすのは誰しも納得できます。しかし、問題は「自分以外」の者をすべて否定することであり、「神」としての貴方のパラダイムの中でウインブルドンへゆける...と、信じてしまったり、このまま一生ここで終わるであろう自分の人生に子供の将来を重ね、道連れにしてしまうような重罪を重ねることです。
そう、その指導者が本当に必死で勉強し、世界中のジュニアを見て廻って凄まじく大きな自分の世界を作っているのならまだ分かります。しかし、小さな自分の世界を作ってしまう...つまり自分の想像する世界観を固めてしまう方の多くはそんな大きな自信もなく、ただ単に「○○のコーチだ」ということだけを周りと自分にアピールする為に子供を犠牲にしている場合が多いんですね。そして、やっかいなことに「それ」を自分では理解できていません。
難しいですねえ、この問題は。
ま、日本のテニス環境では、コーチのネットワークが弱いこともこういった「選手のステップアップ」を疎外する要因なんでしょうねえ。
が!、このような指導者の方々が多くいらっしゃる反面、立派な方も数多く知っていますよ。
ある指導者は、自分のテニススクールに通うある女の子に才能を認め、「全日本ジュニア」に出場するまでは...と自分で区切りを決め、その時が来た時、「もう僕が教えることはありません。次のコーチを紹介しますからそこで頑張って下さい。」と、彼女のテニスの特性、性格などをびっしりと書いたノートと共に次のステップへと送りだしました。本当に御立派であり、これが当たり前の指導者の姿ですね。
一番は「コーチ同士の信頼」関係でしょうが、そのような素晴らしい信頼関係を日本中どれだけの育成をしているコーチが持っているのか...これは疑問ですねえ。
「取った」とか、「取られた」とか言い合っているレベルではどうしようもありません。
とにかく皆さん一緒に勉強しましょう。そう、選手も指導者も保護者も。
そして選手の為に何が一番良いかを割り出し、信頼できるネットワークを作りましょう。
分からないことがあったらお互い相談しましょう。
その為にこの tennis story は存在し、4月3日、シンポジウムも開かれます。
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